ノンフライヤーで茶碗蒸しを作れないか気になっている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ノンフライヤーでも茶碗蒸しを作れる機種はあります。
ただし、すべてのノンフライヤーで作れるわけではありません。
特に注意したいのが、「茶碗蒸しだからバスケットに水を入れていい」とは限らないことです。
実際に、COSORIではバスケットにお湯を入れて茶碗蒸しを作る公式レシピが公開されています。一方、山善の一部機種では、バスケットに油や調味料などの液体を入れないよう取扱説明書で明確に禁止されています。
また、レコルトのように水タンクから蒸気を作る本格的なスチーム機では、90℃で茶碗蒸しを作る公式レシピもあります。
つまり、茶碗蒸しを作れるかどうかは、ノンフライヤーという種類だけではなく、機種ごとの加熱方式や液体の扱い方を確認する必要があります。
この記事では、メーカー公式レシピ・取扱説明書をもとに、ノンフライヤーで茶碗蒸しを作る条件や注意点を整理します。
ノンフライヤーで茶碗蒸しは作れる?
条件付きで作れます。
今回確認できたメーカー公式情報では、少なくとも次のような例があります。
- COSORI Lite SMART 3.8L:180℃で18分
- COSORI TurboBlaze 6.0L:180℃で16分
- レコルト RAO-3:Hi Steamで90℃、25~30分
一方で、山善 YAF-C120やYAH-AC120では、バスケットに油や調味料などの液体を入れないよう取扱説明書に記載されています。
この違いからも、「ノンフライヤーなら茶碗蒸しが作れる」「ノンフライヤーでは蒸し料理はできない」と一括りにはできません。
機種ごとに、
- スチーム機能があるか
- どのような方法で蒸気を発生させるか
- バスケットへの液体投入が認められているか
- 茶碗蒸しの公式レシピがあるか
- 温度をどこまで低く設定できるか
を確認することが重要です。
茶碗蒸しを作れる代表的なノンフライヤー
今回、メーカー公式情報で確認できた代表例をまとめると次のようになります。
| 機種 | 加熱方式 | 水の使い方 | 公式の茶碗蒸しレシピ | 調理条件 |
|---|---|---|---|---|
| COSORI Lite SMART 3.8L | 熱風 | バスケットにお湯を入れる | あり | 180℃・18分 |
| COSORI TurboBlaze 6.0L | 熱風 | バスケットにお湯を入れる | あり | 180℃・16分 |
| レコルト RAO-3 | スチーム+熱風 | 水タンク | あり | 90℃・25~30分 |
| アイリスオーヤマ FV-M30A-C | 過熱水蒸気+熱風 | バスケットに水を入れる公式レシピあり | 茶碗蒸しは未確認 | 公式の茶碗蒸し条件は未確認 |
| Philips NA555/00 | 熱風+スチーム | 水タンク | 茶碗蒸しは未確認 | 未確認 |
| 山善 YAF-C120 | 熱風 | 液体投入禁止 | なし | ― |
| 山善 YAH-AC120 | 熱風 | 液体投入禁止 | なし | ― |
ここで重要なのは、「スチーム機能がある=茶碗蒸しが作れる」とは限らないことです。
たとえばアイリスオーヤマ FV-M30A-Cはスチーム機能を搭載していますが、今回確認した公式レシピでは茶碗蒸しのレシピは確認できませんでした。
そのため、「スチーム付きだから茶碗蒸しも問題なく作れる」とまでは言えません。
COSORIはお湯を入れて茶碗蒸しを作る公式レシピがある
COSORIでは、茶碗蒸しについて具体的な公式レシピが公開されています。
Lite SMART 3.8Lの場合
公式レシピでは、
- 180℃で予熱
- バスケットにお湯2カップを入れる
- 容器をセット
- 180℃で18分加熱
という方法が紹介されています。
TurboBlaze 6.0Lの場合
こちらも公式レシピで、
- お湯400mlを入れる
- 180℃で予熱
- 茶碗蒸しの容器をセット
- アルミホイルで蓋をする
- 180℃で16分加熱
という方法が確認できます。
この2機種については、少なくともメーカー自身が「お湯を使った茶碗蒸し」の調理方法を公開しているため、一般的なノンフライヤーよりも判断しやすいでしょう。
ただし、ここから「COSORIのノンフライヤーならすべて水を入れてよい」と考えるのは避けたほうが安全です。
今回の調査では、COSORI全機種の取扱説明書について、バスケットへの液体投入を一律に認める記載までは確認できていません。
そのため、自分が持っている機種の公式レシピ・取扱説明書を確認することが前提です。
レコルトなら90℃で茶碗蒸しが作れる
レコルトの「Hi Steam Air Oven RAO-3」では、COSORIとは違った方法で茶碗蒸しを作ります。
RAO-3には「Hi Steam」モードがあり、水タンクから蒸気を発生させて調理します。
公式レシピでは、たらこの茶碗蒸しを、
90℃・25~30分
で調理しています。
容器は直径6cmのものを4個使用するレシピです。
この方法では、バスケットにお湯を直接入れて蒸気を作るのではなく、本体の水タンクを使って蒸気を発生させます。
そのため、COSORIの「バスケットにお湯を入れる方法」と、レコルトの「水タンクから蒸気を発生させる方法」は、同じ茶碗蒸しでも加熱方式が異なります。
温度も、
- COSORI:180℃
- レコルト:90℃
と大きく違います。
これはどちらかの温度設定が間違っているということではなく、加熱方法そのものが違うためです。
なぜ茶碗蒸しは低温で作るの?
茶碗蒸しで問題になりやすいのが、「す」が入ってしまうことです。
卵は加熱すると固まりますが、強く加熱しすぎると卵液の中に細かな穴ができ、なめらかな食感になりにくくなります。
一般的な茶碗蒸しでは、卵液を急激に加熱しすぎないことが重要です。
料理専門情報では、卵が固まる温度帯として70~80℃程度を維持することや、蒸し器内の温度を90℃を超えないようにすることが「す」を防ぐポイントとして紹介されています。
この考え方は、レコルトの公式レシピで90℃に設定して茶碗蒸しを作っていることとも整合します。
ただし、「ノンフライヤーは必ず90℃以下に設定すればよい」という意味ではありません。
COSORIの公式レシピでは180℃という設定になっているためです。
ここでも、加熱方式の違いを考える必要があります。
茶碗蒸しの基本は「卵1:だし3」
卵液を作るときは、卵とだしの割合も重要です。
基本的な目安として、
卵:だし=1:3
が紹介されています。
例えば、卵1個を約60mlとして考えるなら、だしを約180ml加える計算です。
ただし、卵のサイズや容器によって仕上がりは変わるため、毎回計量すると安定させやすくなります。
また、卵液はできるだけ泡立てないように混ぜ、必要に応じてこしておくと、なめらかな仕上がりを狙いやすくなります。
アルミホイルで蓋をするのはなぜ?
茶碗蒸しをノンフライヤーで作るときは、容器にアルミホイルをかぶせる方法が使われます。
これは、加熱中に卵液の表面が乾燥したり、蒸気や水分が直接当たったりするのを防ぐためです。
実際にCOSORIのTurboBlaze 6.0L向け公式レシピでも、茶碗蒸しの容器をアルミホイルで覆う手順が確認できます。
ただし、アルミホイルを使用できるかどうかは機種ごとの取扱説明書も確認してください。
ノンフライヤーは機種によって、使用できる容器や付属品、配置方法などの条件が異なります。
「水を入れて蒸せばいい」とは限らない
茶碗蒸しを作る方法を調べると、「ノンフライヤーのバスケットに水を入れれば蒸せる」という説明を見かけることがあります。
しかし、これはすべてのノンフライヤーに当てはまる方法ではありません。
例えば山善のYAF-C120では、取扱説明書でバスケットに油や調味料などの液体を入れないよう明記されています。
YAH-AC120でも同様の禁止事項が確認できます。
一方、COSORIでは公式の茶碗蒸しレシピでバスケットにお湯を入れています。
つまり
バスケットに水(またはお湯)を入れてOKな機種と、入れてはいけない機種がある
ということです。
これは茶碗蒸しに限った話ではありません。
ノンフライヤーのバスケットに水や調味料を入れる場合は、必ず自分の機種の取扱説明書や公式レシピを確認してください。
スチーム機能付きなら茶碗蒸しに向いている?
スチーム機能があるノンフライヤーは、茶碗蒸しとの相性を考えるうえで候補になります。
ただし、ここも「スチーム付きなら全部OK」とは言えません。
例えばレコルト RAO-3は、公式に茶碗蒸しレシピがあり、90℃・25~30分という具体的な調理条件まで確認できます。
一方、アイリスオーヤマ FV-M30A-Cは過熱水蒸気機能を搭載しているものの、茶碗蒸しの公式レシピまでは今回確認できていません。
また、FV-M30A-Cの公式情報では、スチームは揚げ物や焼き物をジューシーに仕上げる用途が中心として紹介されています。
そのため、
「スチーム機能があるか」だけでなく、「茶碗蒸しを公式に作れるか」「どの温度帯で使えるか」まで確認する
のがおすすめです。
茶碗蒸し作りで確認したい5つのポイント
自分のノンフライヤーで茶碗蒸しを作ってみたい場合は、次の順番で確認すると判断しやすくなります。
1.取扱説明書に液体投入の禁止がないか
最優先で確認したいポイントです。
「バスケットに液体を入れない」などの記載があるなら、水を入れる方法は避けてください。
2.公式レシピに茶碗蒸しがあるか
メーカー公式レシピに茶碗蒸しがあれば、温度・時間・容器などの条件をそのまま参考にできます。
3.スチームの方式を確認する
スチーム機能があっても、
- 専用の水タンクから本格的な蒸気を発生させるタイプ(蒸し調理向け)
- バスケットに少量の水を入れて湿度を補助するタイプ(焼き物の乾燥防止向け)
など、給水方法や用途が異なります。
「スチーム」という名前だけで判断しないことが大切です。
4.温度を確認する
茶碗蒸しは温度が高すぎると「す」が入りやすくなります。
一方、ノンフライヤーの公式レシピでは180℃の例もあります。
したがって、一般的な蒸し器の温度だけをそのままノンフライヤーに当てはめず、その機種の公式レシピを優先してください。
5.容器と蓋が使用できるか確認する
耐熱容器を使用する場合は、その容器がノンフライヤーの庫内温度に対応しているか確認します。
アルミホイルなどについても、機種の取扱説明書に使用上の注意があれば従ってください。
作れる・作れないを機種別に整理すると
今回確認できた範囲では、次のように考えると分かりやすいでしょう。
作れることを公式情報で確認できた
COSORI Lite SMART 3.8L
公式レシピで、お湯2カップをバスケットに入れ、180℃で18分加熱する茶碗蒸しが紹介されています。
COSORI TurboBlaze 6.0L
公式レシピで、お湯400mlを使い、180℃で16分加熱する茶碗蒸しが紹介されています。
レコルト RAO-3
Hi Steamモードを使い、90℃で25~30分加熱する公式茶碗蒸しレシピがあります。
水を入れる方法が禁止されている
山善 YAF-C120/YAH-AC120
取扱説明書でバスケットへの液体投入が禁止されています。
そのため、少なくとも「バスケットに水を入れて蒸す」という方法は使えません。
スチーム機能はあるが茶碗蒸しは今回確認できなかった
アイリスオーヤマ FV-M30A-C
スチーム機能と公式レシピでの水使用は確認できましたが、茶碗蒸しの公式レシピは確認できませんでした。
Philips NA555/00
スチーム機能と水タンクは確認できましたが、今回の調査では茶碗蒸しの公式レシピは確認できませんでした。
今回の一次情報では判断できない
BRUNO BOE122、ニトリのノンオイルフライヤー各種、Ninja DZ201などは、今回の調査では液体投入や茶碗蒸しについて十分な一次情報を確認できませんでした。
「作れない」と断定するのではなく、メーカー公式情報だけでは今回判断できない機種として扱うのが適切です。
まとめ:ノンフライヤーで茶碗蒸しは「機種次第」
ノンフライヤーでも茶碗蒸しは作れます。
ただし、重要なのは**「ノンフライヤーだから作れる」という考え方ではなく、「その機種が茶碗蒸しに適した加熱方法・液体使用を認めているか」を確認すること**です。
今回、公式情報で確認できた代表例を整理すると、次のような違いがあります。
- COSORIは複数機種で、お湯を使った茶碗蒸しの公式レシピがある
- レコルト RAO-3は、スチームを使って90℃・25~30分で作る公式レシピがある
- 山善 YAF-C120/YAH-AC120は、バスケットへの液体投入が禁止されている
これらの違いから、以下のことが言えます。
- スチーム機能があっても、茶碗蒸しの公式レシピまで確認できるとは限らない
- 「ノンフライヤーなら水を入れて蒸せる」と一般化することはできない
特に、「水を入れていいかどうか」は茶碗蒸し以前に、必ず機種の取扱説明書を確認してください。
また、茶碗蒸しは「卵液の配合」「温度」「加熱時間」「容器サイズ」「蓋」の影響を受けます。
これからノンフライヤーで茶碗蒸しを作るなら、まずは自分の機種に公式レシピがあるか確認し、なければ取扱説明書で液体使用の可否を確認するところから始めるのが安全です。
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