電子レンジで温めたピザがベチャッとしたり、グラタンのチーズだけ熱くなって中が冷たかったりすると、せっかくの料理が残念に感じますよね。
そんなときに使えるのがノンフライヤーです。
熱風で表面を加熱できるため、ピザは生地をカリッとさせやすく、グラタンはチーズの焼き色を戻しやすいのが特徴です。
ただし、「高温で長く加熱すればおいしくなる」というわけではありません。
特にピザやグラタンは、表面のチーズやソースが先に焦げる一方で、厚みのある部分は冷たいままになることがあります。
そこでこの記事では、冷蔵・冷凍、薄い・厚いといった条件に分けて、ノンフライヤーでピザ・グラタンを温め直すときの温度と時間の目安を整理します。
「表面だけ焦げた」「中心が冷たい」といった失敗への対処法や、アルミホイル・耐熱容器を使うときの注意点も紹介します。
ノンフライヤーでピザ・グラタンを温め直すことはできる
結論からいうと、ノンフライヤーはピザやグラタンの温め直しに使えます。
ただし、料理の状態によって適した加熱条件は変わります。
特に重要なのが次の3点です。
- 冷蔵か冷凍か
- 生地やグラタンの厚みがあるか
- チーズやソースが焦げやすい状態か
ピザについては、Pizza Hut公式がエアフライヤーで冷凍ピザスライスを350°F(約175℃)で5〜8分加熱する方法を案内しています。薄いクラストは焦げやすいため、早めに確認するよう説明されています。
一方、日本の実践例では200℃・5分という条件も報告されています。
このように条件には幅があるため、この記事では「○℃・○分なら必ず成功する」という設定ではなく、短めに加熱して状態を確認しながら追加する方法を基本にします。
ピザの温め直し|まずは175〜200℃を目安にする
ピザは生地の厚みや冷凍・冷蔵の違いによって加熱時間が変わります。
目安としては、次のように考えると使いやすいでしょう。
| ピザの状態 | 温度の目安 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 冷蔵・薄生地 | 175℃前後 | 2〜3分程度から確認 |
| 冷蔵・市販ミニピザ | 200℃ | 5分程度までを目安に確認 |
| 冷凍ピザスライス | 約175℃ | 5〜8分 |
| 厚みのあるピザ | 175〜200℃ | 短時間ずつ追加 |
ここで注意したいのが、時間を最初から最大まで設定しないことです。
ノンフライヤーは機種によって熱風の当たり方や温度の立ち上がりが異なります。
そのため、まず短めに加熱し、チーズの状態と中心部分の温度を確認してから追加加熱するほうが失敗を抑えやすくなります。
冷蔵の残りピザは低温・短時間から
冷蔵庫から出した残りピザなら、まず175℃前後から短時間加熱する方法が考えられます。
特に薄い生地は、中心まで温まる前に表面が焼けてしまうことがあります。
そのため、
175℃前後 → 2〜3分 → 確認 → 必要なら追加
というように、様子を見ながら加熱するのがおすすめです。
冷凍ピザは175℃・5〜8分がひとつの目安
Pizza Hut公式では、冷凍ピザスライスをエアフライヤーで温め直す場合、350°F(約175℃)に予熱して5〜8分としています。
ただし、薄いクラストは焦げやすいため、早めに確認することも案内されています。
日本で販売されているピザや使用するノンフライヤーとは条件が異なるため、この数値をすべての冷凍ピザにそのまま適用できるわけではありません。
あくまで公式に確認できる一例として考え、途中で状態を確認しましょう。
ピザを温め直すときの3つのコツ
1.ピザを重ねない
ノンフライヤーは熱風を食材に当てて加熱するため、ピザを重ねると熱が均一に当たりにくくなります。
一度にたくさん温めたい場合でも、無理に重ねないようにしましょう。
量が多い場合は、複数回に分ける方法もあります。

2.薄い生地ほど早めに確認する
薄いピザは熱が通りやすい一方、チーズやトッピングが先に焼けることがあります。
特に高温で長時間放置すると、表面が焦げる原因になります。
「あと少し」と思っている間に焦げることもあるため、最初は短めに設定しましょう。
3.厚いピザは「高温にする」だけで解決しない
厚みのあるピザでは、表面が十分に焼けていても中心部分が冷たいことがあります。
この場合、単純に温度を上げて長時間加熱すると、中心が温まる前にチーズやソースが焦げる可能性があります。
表面の焦げと中心の冷たさは、別々に考えることがポイントです。
「チーズだけ焦げた・中が冷たい」ときの対処法
ピザの温め直しで起こりやすいのが、
「チーズは焦げているのに、生地の中や具材が冷たい」
という状態です。
これは、表面と中心で加熱されるスピードが異なるために起こります。
対処するときは、次のように考えます。
表面が焦げそう
→ 温度を下げる
中心が冷たい
→ 短時間ずつ追加加熱する
表面が焦げそうなのに中心が冷たい
→ 温度を下げてアルミホイルを被せて追加加熱する(※使用可能機種の場合)
または電子レンジで中心を温めてからノンフライヤーで表面を仕上げる
表面だけさらに焼きたい
→ 中心が十分温まってから、短時間だけ仕上げる
このように、温度と時間を一緒に上げるのではなく、状態に応じて調整します。
どうしても中心まで温まりにくい厚手のピザなら、電子レンジで中心を先に温めてから、ノンフライヤーで表面を仕上げる方法も選択肢になります。

グラタンの温め直しは180℃前後から
グラタンはピザ以上に「表面は熱いのに中が冷たい」という状態になりやすい料理です。
確認できた実践例では、スーパーなどで購入した冷蔵グラタンを温め直す目安として180℃で8〜12分程度、8分ほど経過した時点で様子を確認し、焼き色が足りなければ200℃で2〜3分追加する方法が紹介されています。
ただし、これはメーカー公式の「温め直し条件」ではなく、あくまで実践例です。
そのため、記事では次のような目安として扱います。
| グラタンの状態 | 温度の目安 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 冷蔵・調理済み | 180℃前後 | 8分程度から確認 |
| 中まで温めたい | 180℃前後 | 状態を見ながら追加 |
| 焼き色を追加したい | 200℃ | 2〜3分程度から確認 |
重要なのは、最初から200℃で長時間加熱しないことです。
チーズは表面から焼けるため、中心まで温まる前に焼き色が濃くなりすぎる可能性があります。
グラタンは「温め」と「焼き色」を分けて考える
グラタンを温め直すときは、
- 中心まで温める
- 最後に表面の焼き色を調整する
という考え方が使いやすいでしょう。
まず180℃前後で加熱し、途中で確認します。
中心まで十分温まっていて、焼き色だけ足りなければ、200℃程度に上げて短時間追加します。
逆に、表面のチーズがすでに十分焼けている場合は、温度を上げる必要はありません。
グラタンの容器は何を使えばいい?
グラタンをノンフライヤーで温める場合は、オーブン対応と表示された耐熱容器を使用するのが基本です。
実践例では、深すぎない耐熱皿が使いやすく、表面を平らにすることで熱風が当たりやすくなるとされています。
ただし、「耐熱」と書いてあれば何でもノンフライヤーに入れられるとは限りません。
容器そのものの耐熱温度だけでなく、ノンフライヤーで使用できるかを確認してください。

市販のアルミ容器入りグラタンは要注意
市販グラタンなどに使われているアルミ容器は、商品によって加熱方法の指定が異なります。
そのため、
「アルミだからノンフライヤーでも大丈夫」
とは判断しないでください。
パッケージに記載された加熱方法を確認し、メーカーの指示を優先しましょう。
アルミホイルは使ってもいい?
ピザやグラタンの表面が焦げそうなとき、アルミホイルを使って覆う方法があります。
ただし、ノンフライヤーならどの機種でもアルミホイルを使えるわけではありません。
今回確認したCOSORIの取扱説明書では、バスケット内で使用する場合についての記載がある一方、機器の部品をホイルで覆わないよう注意されています。
つまり、アルミホイルは焦げ防止に使える場合がありますが、必ず使用機種の取扱説明書を確認してから使いましょう。
使える機種であっても、ホイルを庫内の部品全体にかぶせたり、機器を覆ったりする使い方は避けます。

ピザ・グラタンが焦げる原因は「高温」だけではない
「焦げたから温度を下げればいい」と考えがちですが、温度だけが原因とは限りません。
失敗しやすいのは、次のようなケースです。
- 高温で長時間加熱する
- 厚みのある料理を一気に加熱する
- 食材を重ねる
- 深すぎる容器を使う
- 途中で状態を確認しない
- 表面のチーズやソースが熱源に近い状態で加熱する
特に重要なのが、表面の焦げと中心の冷たさを同じ問題として扱わないことです。
表面が焦げるなら温度や加熱時間を調整し、中心が冷たいなら短時間ずつ追加して確認します。
こんなときはノンフライヤーだけにこだわらない
ノンフライヤーはピザやグラタンの温め直しに便利ですが、すべてのケースに向いているわけではありません。
厚みのあるグラタン
深い容器に入ったグラタンは、表面に熱が入りやすい一方で、中心まで温まりにくい場合があります。
大きなピザを何枚も温めたい
ノンフライヤーは庫内サイズに制限があります。
家族分を一度に温めたい場合などは、オーブンのほうが扱いやすいケースがあります。
表面だけ先に焼けてしまう場合
何度調整しても表面ばかり焼けてしまうなら、電子レンジで中心を先に温め、ノンフライヤーで表面を仕上げる方法も検討できます。
ノンフライヤーだけで解決することにこだわる必要はありません。

温め直しで迷ったら「短時間→確認→追加」
ピザとグラタンに共通する失敗対策は、とてもシンプルです。
最初から長時間加熱しないこと。
基本的には、
①低め〜中程度の温度から開始
↓
②短時間加熱
↓
③表面と中心を確認
↓
④足りなければ追加加熱
という流れにします。
特にチーズやソースが乗っている料理は、表面の変化をこまめに確認しましょう。
まとめ|ノンフライヤーは「温度より状態を見ながら」がコツ
ノンフライヤーでピザやグラタンを温め直すときは、単純に「高温で長時間」が正解ではありません。
ピザなら、確認できた公式情報として冷凍スライスを約175℃・5〜8分で加熱する例があります。一方、日本の実践例では200℃・5分という条件もあり、機種や食材による違いがあります。
グラタンは、実践例をもとにすると180℃前後から加熱し、途中で確認して、必要なら200℃で短時間仕上げる方法が目安になります。
そして何より重要なのが、
「表面が焦げる」
「中心が冷たい」
を別々の問題として考えることです。
表面が焦げるなら温度を下げる。
中心が冷たいなら短時間ずつ追加する。
両方が同時に起きてしまう場合は、無理にノンフライヤーだけで完結させず、電子レンジやアルミホイル(対応機種のみ)を活用する。
これらを意識するだけでも、温め直しの失敗を減らしやすくなります。
また、アルミホイルや耐熱容器は機種・商品によって使用条件が異なるため、必ず取扱説明書や商品表示を確認してください。
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