ノンフライヤーで調理していると、「少しだけ油を塗りたいのに、オイルスプレーを持っていない」ということがあります。
結論からいうと、オイルスプレーがなくても、シリコンはけやキッチンペーパーなどで代用できます。
特に、Philipsの公式サポートでは、食材の外側に油を塗る方法として「刷毛(ブラシ)」または「オイルスプレー」を案内しています。つまり、少なくともPhilipsの対象機種では、刷毛はメーカー公式にも認められている方法です。
一方で、家庭用の霧吹きに油を入れたり、スプレー缶タイプのクッキングオイルをバスケットへ直接吹き付けたりする方法は、注意が必要です。
この記事では、ノンフライヤーで使いやすいオイルスプレーの代用品と、避けたい方法を整理します。
ノンフライヤーのオイルスプレーは何で代用できる?
オイルスプレーの代用品として考えられるのは、主に次の方法です。
| 代用品 | 使いやすさ | 特徴 |
|---|---|---|
| シリコンはけ | ◎ | 油を薄く塗りやすい |
| 料理用はけ | ◎ | 家にあればすぐ使える |
| 油ひき | ◎ | バスケットや食材への薄塗りに向く |
| オイルポンプ | ○ | スプレーに近い感覚で使える商品もある |
| キッチンペーパー | ○ | 家にあるもので油を薄く伸ばせる |
| ポリ袋で揉み込む | ○ | 食材全体に油をなじませやすい |
| 普通の霧吹き | × | 油の噴霧には向きにくい |
この中で、迷ったらシリコンはけ・料理用はけを使う方法がシンプルです。
1. シリコンはけ
もっともわかりやすい代用品のひとつがシリコン製の刷毛です。
食材の表面に油を少量つけ、薄く伸ばします。
前述の通り、Philips公式でも刷毛による塗布が案内されているため、「スプレーがないから油をかけるしかない」と考える必要はありません。
特に、
- 鶏むね肉
- 唐揚げ
- とんかつ
- 野菜
- エビ
など、表面に薄く油をつけたい食材と相性のよい方法です。
ただし、衣が柔らかい料理では、刷毛を強く当てると衣が剥がれることがあります。
油を「塗る」というより、表面を軽くなでる程度を意識すると使いやすくなります。
2. 普通の料理用はけ
シリコンはけがなくても、料理用の刷毛があれば代用できます。
ポイントは、油を大量につけることではありません。
少量の油を刷毛に含ませ、食材の表面へ薄く伸ばします。
COSORIの公式情報でも、オイルスプレーは少量の油を均一に吹き付けるために使われています。
つまり、代用品を選ぶときも「大量の油をかける道具」ではなく、少量の油を均一に広げられる道具を選ぶことが重要です。
3. 油ひき
油ひきも代用品として使えます。
油を含ませて、必要な場所へ薄く塗るタイプなら、オイルスプレーがなくても油の量を調整しやすくなります。
100均での購入については後述します。
4. オイルポンプ
スプレーではなく、ポンプ式のオイル容器を使う方法もあります。
これは「霧状にすること」よりも、必要な量を少しずつ出したい人に向いています。
スプレーのように広範囲へ均一に吹き付けることはできませんが、油の出しすぎを抑えながら使えるのがメリットです。
5. キッチンペーパーで油を薄く塗る
特別な道具がない場合は、キッチンペーパーを使う方法もあります。
少量の油をキッチンペーパーになじませ、食材や必要な部分へ薄く塗ります。
この方法なら、新しい道具を買う必要がありません。
ただし、キッチンペーパーをバスケット内に置いたまま加熱するのではなく、油を塗るための道具として使い、加熱時には取り出すようにしましょう。
6.ポリ袋に油を入れて揉み込む方法もある
食材そのものに油をなじませたいなら、ポリ袋を使う方法もあります。
食材と少量の油を袋に入れて、袋の外側から揉み込みます。
個人ブログなどでは、小さじ1程度の油を使って食材全体になじませる方法が紹介されています。
この方法のメリットは、刷毛よりも食材全体へ油をなじませやすいことです。
一方で、使用する油の量は食材や料理によって変わります。
「小さじ1なら必ず適量」と決めつけず、油をつけすぎないことを優先しましょう。
普通の霧吹きに油を入れるのはおすすめできない
「オイルスプレーがないなら、家にある霧吹きに油を入れればいいのでは?」と考えるかもしれません。
しかし、これは代用品としてはおすすめしにくい方法です。
水用の一般的な霧吹きは、水のような比較的さらさらした液体を噴霧することを前提としています。
油は水より粘度が高いため、製品によってはきれいな霧状にならず、液体がまとまって出たり、ノズルが詰まったりする可能性があります。
そのため、「霧吹きなら何でも油スプレーになる」とは考えないほうがよいでしょう。
油を噴霧したいなら、油に対応した専用品を選ぶほうが無難です。
スプレー缶タイプのクッキングオイルはどう?
スプレー缶タイプのクッキングオイルは、油を細かく噴霧できるため、一見するとノンフライヤーにぴったりに見えます。
ただし、ここには注意点があります。
海外の情報などでは、レシチンを含むクッキングスプレーをノンフライヤーのバスケットへ直接使用すると、加熱によって粘着質の残留物が付着し、コーティングに影響する可能性が指摘されています。
ただし、これはすべてのスプレー缶が絶対に使用できないという意味ではありません。
ノンフライヤー側の取扱説明書と、使用するスプレーの表示を確認することが重要です。
特に、バスケットのコーティングへの使用可否が明記されている場合は、その指示を優先しましょう。
ノンフライヤーに油を使うときの注意点
代用品を使うときは、「どの道具を使うか」だけでなく、油の量にも注意が必要です。
油は多ければいいわけではない
ノンフライヤーでは、油を大量に使う必要はありません。
COSORIの取扱説明書では、使用する油について大さじ2杯(30mL)までとされています。
一方、COSORI公式ブログでは、少量のオイルスプレーで仕上がりを向上させる方法として、1〜2プッシュ程度が紹介されています。
これは「30mL使う」という意味ではありません。
30mLは上限としての情報、1〜2プッシュは実用上の少量使用例として考えると整理しやすいでしょう。
油を使わなくても調理できる料理もある
「ノンフライヤー=必ず油を追加する」と考える必要もありません。
COSORI公式では、完全に油を使わずに調理することも可能とされています。
また、もともと油で調理された冷凍フライドポテトなどは、追加の油が必要ない場合があります。
そのため、
「オイルスプレーがない=調理できない」ではありません。
食材そのものに含まれる油分や、下処理の内容によって判断しましょう。
バスケットに油を直接注ぐのは避けよう
代用品を探していると、「スプレーがないならバスケットに油を少し入れておけばいい」と考える人もいるかもしれません。
しかし、Philips公式では、パン(受け皿)の中に油を注がないよう案内しています。
油を使いたい場合は、食材の表面へ薄く塗るという考え方が基本です。
ここは「油を使う量」以上に重要なポイントです。
100均でもオイルスプレーや代用品を探せる
「わざわざ高いオイルスプレーを買いたくない」という場合は、100均をチェックする方法もあります。
ダイソー
ダイソー公式ネットストアには「オイルスプレー」が掲載されています。
公式情報で確認できる仕様は、本体がPET、フタがPP・PE・ステンレスで、本体の耐熱温度は60℃です。
なお、公式ページではオイルの種類や温度によって出方が変わる場合があると案内されています。
価格については販売時期・店舗などによって変わる可能性があるため、現在の価格は店頭や公式販売ページで確認するのがおすすめです。
セリア
購入レポートでは、セリアのオイルスプレーが紹介されています。
約75mLの商品として紹介されていますが、100均商品は店舗や時期によって取り扱い状況が変わるため、確実に購入できるとは限りません。
キャンドゥ
購入レポートでは、キャンドゥの「2WAYオイルボトル」も紹介されています。
スプレーだけでなく注ぎ口も備えたタイプとして紹介されているため、「スプレーと通常のオイルボトルを1本で使い分けたい」という場合に候補になります。
ただし、こちらも店舗・時期による在庫差には注意が必要です。
結局、オイルスプレーの代用品は何を選べばいい?
迷ったら、次のように選ぶとわかりやすいでしょう。
| こんな人 | 向いている方法 |
|---|---|
| 今すぐ家にあるもので代用したい | 料理用はけ |
| 食材へ薄く均一に塗りたい | シリコンはけ |
| 道具を買い足したくない | キッチンペーパー |
| 食材全体に油をなじませたい | ポリ袋揉み込み |
| 少量ずつ油を出したい | オイルポンプ |
| 100均で探したい | オイルスプレー(100均で買えるもの)・はけ・油ひき |
| 水用の霧吹きしかない | 代用しない |
| スプレー缶を使いたい | ノンフライヤーの説明書を確認 |
特におすすめしやすいのは、シリコンはけです。
理由はシンプルで、油を少量だけ取り、食材の表面へ直接塗れるからです。
しかもPhilips公式が刷毛による油塗布を案内しているため、少なくとも同社の対象機種では、メーカーの案内に沿った方法として使えます。
オイルスプレーがなくてもノンフライヤーは使える
オイルスプレーは便利ですが、ノンフライヤーに必須の道具というわけではありません。
シリコンはけ、料理用はけ、油ひき、キッチンペーパーなどを使えば、少量の油を食材へ塗ることができます。
一方で、普通の霧吹きへ油を詰め替える方法は、きれいに噴霧できない可能性があります。
また、スプレー缶タイプのクッキングオイルは、バスケットのコーティングへの影響が指摘されているため、自己判断で直接吹き付けるのではなく、機種の取扱説明書を確認しましょう。
そして、忘れてはいけないのが、ノンフライヤーは料理によって油そのものが不要な場合もあるということです。
「オイルスプレーがないから買わなければ」と焦る必要はありません。
まずは家にある料理用はけなどで代用し、必要になってから専用品を検討するのでも十分です。
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